<日常に潜む事故>

熱の冷却シートで鼻を塞ぐ事故

熱が出たときおでこを冷やすための冷却シートを使うことがあるかと思いますが、寝返りなどではがれて鼻や口にはりついて気道をふさぐことがあります。

http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20040729.pdf

熱が出たときの冷却は頸部やわき、足の付け根など太い血管が体の浅いところにある場所にすると有効です。

歯ブラシ外傷

歯ブラシをしながら歩いて転ぶと口の中にささり、膿を作ったりするなどで手術治療を必要とする場合があります。歯ブラシを使うときは歩いてはいけません。一定の力が加わると曲がる歯ブラシを使う方法もあります。

花火をするときはサンダルだとやけどしやすい

花火のときは足は靴下や靴で守られているようにして、火の粉がかからないように工夫を。
裸足ではやけどしたところから感染して足全体が腫れることもあります。
基本的に裸足で土や砂場での活動は注意が必要です。

乳幼児の手を引っ張ると脱臼する:肘内障

乳幼児の手を引っ張ることで、肘が脱臼してしまいます。
次のような引っ張り方で起こりやすく、急に手を動かさなくなります。
脱臼を整復する必要がありますので、小児科か整形外科への受診が必要です。

<転落事故>

・子供のベランダからの転落事故はしばしば起きており、柵の高さは110cmは必要なほか、柵の高さがあってもよじ登りやすい構造だと危ないです。プランターや椅子など足がかりになるものも置かないほうがよいでしょう。なによりベランダで子供が一人という状況を避けることが大事です。
詳しくはこちら→safekids japan : http://safekidsjapan.org/prevention/

・4ヶ月くらいの赤ちゃんが、ソファで寝かされていて親が見てないところで落下してしまうことを時々みかけます。ある日急に寝返りできるようになりますし、寝返りできなくても手足を動かしてるうちに移動してしまうことがあるので、離れるときは落下の心配のないところに寝かすのがいいと思います。

危ないところを子供が学ぶことができる絵本↓

 

<水遊び・お風呂での安全>

ビニールプールのように水深が浅い場合でもおぼれることがあり注意が必要です。子供達だけで遊ばせるのは危険ですので、必ず保護者が近くにいる必要があります。子供は10cmの水でもおぼれます。また、人が溺れるときは気づかないうちに静かに沈んでしまっていることがほとんどです。音はあてにならず目でしっかりと見ていなければなりません。

・スイマーバの使用上の注意
スイマーバをつけている赤ちゃんは可愛いですが、輪っかから頭が抜けてしまうこともありますし、バランスを崩してひっくり返ることもあります。使用するときは絶対に保護者が目の前で見ているときにしてください。
スイマーバから抜けておぼれてしまう事故がいくつも起きています。

参考:こどもの救急(ONLINE-QQ) – 事故と対策
http://kodomo-qq.jp/jiko/index.php?pname=jiko_dekisui 

 

<タバコ・加熱式タバコと安全>

受動喫煙の子どもへの影響https://woman.excite.co.jp/article/child/rid_E1538373116167/

タバコは乳児突然死症候群のリスクをあげることや、気管支喘息発作の引き金になったりと子供に害があります。

・最近使用が増えている加熱式タバコは安全性が確立されていません。目に見えないミストの中にも有害物質は含まれます。

加熱式タバコのスティックは乳児が誤飲しやすく、事故が増えています。

・空き缶などを灰皿がわりにしている場合、水の中にニコチンが大量に溶け出しており、誤飲により重大なニコチン中毒を起こす可能性があり危険です。

<ペットと安全対策>

ペットはたとえおとなしくても、子供を襲うことがあります。

過去に重大事故がありました。

犬による咬傷の例https://www.jpeds.or.jp/modules/injuryalert/index.php?did=2 

基本的に乳幼児は同一平面でペットと1対1にならないほうがいいでしょう。

ゲージなどでの隔離をおすすめします。

<スポーツと安全>

●脳しんとう

スポーツ等で脳しんとうを起こした時、そのまま競技や練習を続けますと脳への外力が加わることにより、急性硬膜下血腫などの致命的な脳損傷を引き起こされる場合があります。脳しんとうを起こしたあとは原則として競技や練習への参加はできません。

●サッカーゴールの転倒

転倒による負傷事故がしばしば起きており死亡事故もあります。固定されておらず転倒しやすいゴールはまだまだ多く、ぶら下がったりすることで容易に転倒します。固定されているかの安全確認や、倒れても危なくないAir goalなどの利用が望まれます。

●背中からのタックル

タックルなどで急に倒されたのち、歩行できなくなることがあります。(脊髄梗塞)動けなくなった場合はすぐに受診が必要です。命にかかわる場合もあり、後ろからのタックルは絶対にしてはいけません。

 

※消費者庁の子どもの事故防止ハンドブック
http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_002/

消費者庁 子どもを事故から守る!プロジェクト シンボルキャラクター『アブナイカモ』

※教えて!ドクター(佐久医師会)
https://oshiete-dr.net/pdf/home_care2018_2.pdf