<ストレスによる症状>

思春期には学校の人間関係、部活がしんどいなどのストレスから頭痛や腹痛といった身体症状が出て来る子は多いです。体に症状が出て来るということは、体が「休みなさい」と危険信号を出しているようなものです。 無理に頑張らせると症状は悪くなる一方で、ストレス要因から離れることが必要です。

夏休みなどの長期休み明けの日9/1(地域によっては8月下旬)は子供の自殺が多いです。何か問題を抱えているとき、無理に登校させることは危険です。休ませて子供の声に耳を傾けていきたいところです。

部活が体力的もしくは精神的にしんどくて、色々な身体症状が出ているという子が結構います。 部活で青春が輝く子もいるけど、そうでない子も多いのです。楽しくなければ部活じゃない。体の症状が出ていたら、休息が必要だと思います。

<月経について>

中学生のうちに約98%に初経があると言われています。生理的範囲で遅れていることもありますが、医療的対応が必要となる原因が見つかることもまれにあります。高校入学時で初経がなければ小児科から婦人科に紹介しています。

過換気症候群(過呼吸)>

過換気症候群がしばしばあります。息を吸いにくくなり、胸のしめつけ、体のしびれや硬直などで強い不安感を伴います。治療は紙袋をあてがって自分の吐いた息を再吸入することと、安心させるように優しく声をかけることが大事です。

<起立性調節障害>

小学校高学年~高校生に発症するもので、

朝起きられない、立ちくらみ、全身倦怠感、食欲不振、立っていると気分が悪くなる、動悸、失神、頭痛、腹痛、夜なかなか寝付けないなどの症状があります。

学校を休みがちになり不登校になることもあります。朝には調子が悪く、時間がたつにつれて調子が出てくるので、「だらしない」と誤解されがちですがやる気の問題ではなく本当に体がしんどくて学校に行けないのです。

大人の多くはしゃがんだ状態から立ち上がると血圧があがりますが、起立性調節障害の場合その機能が未熟なため、血圧があがらず倦怠感やたちくらみなどが生じてしまいます。

身体の病気としてとらえる必要があり小児科に受診して診断をうけてください。

水分をしっかりとる、塩分をとる、ゆっくり立ち上がるなどの生活上の工夫をベースとして、小児科では血圧を上げるための薬を使うこともあります。

心理的なストレスも悪化要因となりますから、登校できなくても責め立てるのはNGです。本人は行きたくても体が言うことを聞かない状態ととらえてください。