小児科を受診する前に読んでおくと役立つ情報を集めました。

<必ず持っていくもの、準備しておくと便利なもの>

おくすり手帳、保険証、乳児医療証、予防接種手帳、健診の問診票などの書類

・受診に至るまでの経過のメモ受診メモの項目

おむつ、おしりふき、お着替え(親の分も)、タオル

・待ち時間をすごすためのおもちゃ、おやつ、軽食など

・胃腸炎のとき:吐物をうけるミニバケツにビニール袋

・発疹が出たときの写真:発疹は時間とともに変化することも多いです。

・便や便がついたおむつ(下痢しているとき):便や便がでているおむつをビニール袋に入れて持っていきましょう。検査にも利用できますし、診断にも役立ちます。

・咳をしている動画:診察室の中では意外と咳をしないことがあります。言葉での説明は難しいので、動画や録音をしておくと便利です。特徴的な咳であれば診断に重要な意味を持つことがあります。

・けいれんの動画:けいれんは診察室の中で起こることはまれですあkら、どのようなけいれんをしたのか動画があれば役立ちます。(何度もけいれんを繰り返している人向け。)

<服装について>

ワンピースは下からまくりあげないといけませんし、オーバーオールも着脱が煩雑ですので診察には不向きかもしれません。

ロンパースのボタンはあらかじめはずしておくと診察がスムーズです。

<風邪と思われる時の受診の意義>

いわゆる風邪のほとんどはウイルスの上気道感染(鼻、のどかぜ)です。上気道感染ではあまりお薬の効果は期待できなくて自然に治ることがほとんどです。ですから 小児科受診の一つの意義は上気道感染が悪化して下気道感染(気管支炎、肺炎)をおこしているかどうか重症度判断をすることになります。

<診察室に入ってからのこと>

・聴診中

聴診しているとき、医師の耳はふさがっているので、話しかけてもほとんど聞こえないので、お話は聴診をしていないときにお願いします。また、あやそうと思ってトントンしたりすると聴こえにくいので控えていただくと助かります。

・お腹の診察

お腹の診察の時は膝を曲げて寝るのが基本姿勢です。足を伸ばしたままですとお腹の筋肉が緊張して所見がとりにくくなります。

お腹の診察をするときベッドに寝そべることを嫌がる場合は多いです。パパママが頭側にいって顔がよく見えるところで「大丈夫だよ」と声をかけていただけると助かります。

「何をされるかわからない」ことで不安になりますから、診察室に入る前に「こんなことするよ」と説明をお願いします。

・のどの診察

子供はのどの診察を嫌がるので、通常は最後にします。下の図のように体を固定してあげると診察はスムーズで、いやな時間が短時間ですむので子供にとって楽です。

※棒(舌圧子)が苦手な場合

舌圧子(のどを見るときの棒)が苦手な場合、棒を使わなくてものどを見れるよう練習しましょう。少し斜め上をむいて大きく口をあけて、「あー!」と声を出してもらいます。

棒を使うことを嫌がる子は先に言っていただけると助かります。

棒が苦手で嘔吐しやすい場合は、吐物をうけられるようにビニール袋+紙袋を準備しておきます。

子供が注射をうけるときの声掛け

◯:「大事な注射だから頑張ろうね」とお声かけをお願いします。

☓:いい子にしてないと先生に注射してもらうよ→注射はバツを与えるためのものではありませんし、検査や治療のために必要だからするものです。

<急いで受診すべきか迷うとき>

夜間や休日に緊急で受診すべきかどうか悩むときは下記が参考になります。

緊急性が高いかどうかの判断→#8000で電話相談

「こどもの救急online」http://kodomo-qq.jp 

急いで受診すべき症状にも一部例をあげていますので参考にしてください。

※救急では検査や薬も限られているので、あくまで夜間や休日をしのぐためのものです。詳しい検査はできませんし、お薬も通常1~2日分しか出ないことに注意してください。

<小児科よりも専門科が適している場合>

歯のこと:歯科
中耳炎:耳鼻咽喉科
骨折:整形外科
切り傷:外科、形成外科

あざ、できもの:皮膚科、形成外科
眼のこと:眼科

・子どものことであれば小児科医は幅広く初期診療をすることはできますので、迷う場合はまず小児科に行って、必要に応じて専門科に紹介してもらうという方法もあります。

※湿疹は小児科なのか皮膚科なのか質問をうけますが、どちらでもOKです。どの科に行くかよりは軟膏の使い方を丁寧に教えてくれて、その後定期的にケアをしてくれるかどうかを重視してください。

<中学生は小児科?内科?>

基本的に中学生は小児科で、中学生を卒業すると内科になります。ただこれは初診時の話で、定期受診の最中に中学を卒業したからといって即内科にうつらないといけないわけではありません。

病気の種類によっては大人でも小児科のほうが適していることもあります。小児科には何十年も通院している大人の患者さんもいらっしゃいます。