<目やに>
赤ちゃんは、目と鼻の間にある鼻涙管という涙の通り道が未発達のため詰まりやすく目やにの原因となります。(=鼻涙管閉塞症)
涙の流れをよくするために「涙嚢」とよばれるところを指で軽くマッサージすると、目やにの予防になります。
軽い目やにはふき取るだけで十分ですが、目やにが多い時や充血がある場合には点眼薬が必要なことがありますので小児科か眼科を受診してください。

多くは1歳頃までに改善しますが、以降続く場合は専門的な治療が必要になる場合があります。

<鼻づまりがあるとき>
赤ちゃんは鼻の通り道が狭いため鼻がつまりやすいです。風邪をひいていなくても生理的な鼻水は出ていますが、鼻汁吸引器で吸引するとましになりますので、市販のものを購入して自宅で吸うか、小児科/耳鼻科を受診してください。鼻づまりと合わせて咳があったり、母乳やミルクをあまり飲まないなどの症状を伴うときは風邪の可能性を考えます。

我が家でも大活躍している電動鼻水吸引器

<お腹が張っている>
お腹が張っていると、うなったりモゾモゾしたりします。赤ちゃんはうんちを出す働きが未熟なため、お腹の中のガスが多くなったりうまく排便できなかったりします。母乳やミルクを飲んだ後にゲップを出させることや、肛門刺激をしておならやうんちを出すことで、お腹の張りがましになります。肛門刺激をしても出ない場合は、浣腸して排便したほうがいいため小児科を受診してください。

肛門刺激のやり方

<うんちの回数について>
うんちの回数は個人差がありますし、1人の赤ちゃんの中でも変動します。(下記参照)
毎日一定のペースで出すこともあれば、その日ごとに回数が変わることもあります。
うんちの回数が少なくても機嫌が良くて、普段通りに母乳やミルクを飲めている場合は問題ありません。お腹がパンパンに張ってしんどそうであったり飲みが悪くなっている場合は便秘の可能性があるため受診してください。
※排便回数の目安
0~3ヶ月
母乳栄養児 2.9回(日)または5~40回(週)
人工乳栄養児 2.0回(日)または5~28回(週)
(小児慢性機能性便秘症ガイドライン)

<おしりが赤くなっている>
うんちやおしっこがお肌に直接ふれることにより、おしりがかぶれることがあり、おしりふきが刺激になっていることもあります。ぬるま湯で洗い流すほうがおしりには優しいでしょう。便や尿が直接触れないようにワセリンを塗ることで予防になります。
おしりトラブルの詳しい対応はこちらも参考にしてください。
おむつ皮膚炎の話(note):https://note.mu/papasyo/n/n55abf8716c4b

<母乳やミルクをよく吐く>

赤ちゃんの胃は構造的に嘔吐しやすいため、母乳やミルクを飲んだ後に吐くことは多いです。吐いた後も機嫌よく過ごしていて母乳やミルクも変わらず飲めるようなら心配いりません。げっぷを出させたり、肛門刺激でおならやうんちを出してお腹が張らないようにするとましになります。
もしも毎回のようにピューっと噴水のように嘔吐して体重が増えない場合は、病気の可能性(肥厚性幽門狭窄症)を考えて受診が必要です。

<でべそですか?>
ヘルニアとよばれるものです。内科的な問題ではなく、どちらかというと美容的な問題です。9割のお子さんが1歳すぎには改善しますが、改善しない場合は手術治療をします。綿球による圧迫療法も施設によっては可能です。


でべその話(note):https://note.mu/papasyo/n/nedbb4e78d044

<おへその赤いできもの>
臍肉芽腫とよばれるものです。感染してジュクジュクが悪化することがありますので、治療が必要です。お薬で焼く治療、糸でしばる治療がありますが、緊急性はなく救急受診の必要はありません。

<すぐ起きてしまってなかなか眠れない>
まとまって眠れずすぐ起きてしまう赤ちゃんは、保護者を悩ませます。
新生児の眠りは短くてこまぎれです。生まれてから3ヶ月くらいで生体リズムが整ってきて、まとまって眠れるようになってきますのですぐ起きてしまうからといって異常なわけではありません。まずは睡眠を邪魔する原因を取り除いてあげましょう。例えば…

湿疹がかゆいのならスキンケア

お腹がはっているのならげっぷや肛門刺激などをしてみる

暑いまたは寒いのであれば衣服や室温の調節など

赤ちゃんの眠りについての情報はこちらも参考にしてください

→睡眠コンサルタント 森田麻里子先生のwebサイトhttp://child.healthlabs.jp/

<足が小刻みに震える>
10~15秒くらいのこきざみなふるえは生理的にみられることです。「けいれん」であれば視線が定まらなかったり顔色が悪くなったりします。それらの症状がなく短い時間のぴくつきのみであれば、けいれんではありません。

<首の後ろの赤いあざ=ウンナ母斑>
首の後ろの赤いあざで、「コウノトリのくちばしのあと」や「天使のキスマーク」などと呼ばれることもあり、良性のものです。
自然消退傾向もありますが、10年くらいかかる場合や成人になっても残ることもあります。3歳以降で消退していなければ、レーザー治療という選択肢もあります。

<いちご状血管腫>
その名のとおりいちごのようなあざです。平たいこともあれば、盛り上がったものもあります。生後すぐにはあらわれず、数日~2週間くらいで増大してきます。場所や大きさ、盛り上がりの具合により治療方針は様々で、レーザー治療や内服薬の治療があります。
レーザー治療は生後3ヶ月以内のほうが効果が高いので、早めに皮膚科や形成外科に紹介してもらうといいでしょう。

サーモンパッチ疹>
おでこの真ん中と目の上あたりにできるあざです。1歳未満は自然消退を待ちますが、改善しない場合はレーザー治療の相談をお勧めします。

<胆道閉鎖症の早期発見>
胆道閉鎖症は肝臓と十二指腸の間にある胆道が閉じてしまう病気で、およそ1万人に1人の割合で発症します。
便が白っぽくなったり、長引く黄疸などの症状を認め、ビタミンKの吸収不良からビタミンK欠乏症の症状として消化管出血や脳出血に至ることがあるほか、胆汁のうっ滞によって肝硬変に進行します。生後60日以内に手術をする必要がありますので早期発見がとても大事です。
母子手帳には便色カラースケールがあり、赤ちゃんのうんちの色と比較することができます。1~3番の白っぽいうんちの時や便の色が薄くなる傾向があれば受診してご相談ください。

※スマホ等では色がわかりにくい場合があり、必ず母子手帳の便色カラースケールで確認してください。

   (胆道閉鎖症早期発見のための便色カード活用マニュアル)

<ビタミンKの投与について>

ビタミンK不足による出血を予防するため、全員が1ヶ月健診までに3回のビタミンK補充を行っています。しかし、それでもなおビタミンK不足をきたすことがあり1ヶ月健診後もビタミンK投与をおすすめします。ビタミンKの重要性について詳しく記載した記事はこちら。↓

note:https://note.mu/papasyo/n/n70efe2d904f6

<上皮真珠>

赤ちゃんの歯肉や歯茎には白い真珠みたいな塊がしばしばあります。複数個あることもあります。痛みもなく、自然に消えるものなので放置して大丈夫です。袋状になっていて粘液が入ってますが破れて飲み込んでも問題なく、乳歯の生え方にも影響しません。

画像:準備中

<呼吸が止まっているような気がする>

新生児は呼吸が未熟なために、不規則なことがあります。数秒間呼吸が止まることはありますが通常はすぐにまた呼吸します。15秒以上の長い無呼吸でなければ病的なものではありません。あまりに静かにすやすや眠っていると逆に心配になって確認してしまいますが、新生児期にはよくみられるものです。

※医学的なことではないですが、とくに新生児期に起きた直後や寝る前くらいにちょっと白目になることがありますが病的な意味はないと思います。眠くてはんぶん夢の世界みたいな状態なのでしょう。